平成30年度 東京四極会 定時総会開催!

6月2日(土)渋谷区の新日鐵代々木倶楽部において理事会および本年度の定時総会を開催した。出席者はご来賓5名、会員45名、計50名となった。

総会に先立ち11時30分から理事会を開催した。

理事会

議事では事務局が前年度決算案、新年度予算案と新年度役員人事案の提案を行い、総会への議題にあげることを確認した。
理事会議事では今年度予算から始まった収入中の「寄付金」については、十分にその趣旨について諸活動の中で説明を尽くしていくようにとの意見を受けた。

引き続く総会では、姫野理事長が欠席のため佐藤事務局長(第45回)が議長となり、「本日は予算決算案を審議とともに、2009年以来9年間にわたって、会費収入減の対策や仕事の効率化など諸課題と取り組んできた姫野体制から新体制への確認をいただく総会となる」と挨拶を行った。

佐藤事務局長

審議では以下の議案が承認された。

田中監事

米井事務局次長

  1. 田中監事(第48回)の監査報告をはさんで平成29年度決算案・平成30年度予算案が承認された。
  2. 姫野易之理事長(第44回)の退任に伴い、奥川隆生氏(第50回)が信任され、奥川新理事長が役員体制(別掲)を発表して総会参加者の確認を得た。
【東京四極会の新体制】

理事長(奥川隆生)、副理事長(大坪孝幸)、事務局長(鶴田幾雄)、事務局次長(下村晃、米井晃彦)、理事(石川公博、西坂憲郁、金馬弘明、梅木俊宏、田尻清司、小林伸彦、千葉史)、相談役(高橋信行、西依章郎)、監事(田中典明、松岡幸秀)

奥川新理事長

「これまで9年間東京四極会の運営に尽力された姫野執行体制を引き継ぐ奥川です。私の仕事は2つ。一つは東京四極会の基盤強化を急ぐこと。そのために新体制の中核は50歳代の現役社会人の方々に役員をお願いした。また、最近の卒業生の半数が女性会員になっていることを踏まえダイバーシティの観点から役員に千葉史さんを迎えた。こういう体制のもとで若手中堅会員がより多く参加することを本質から考え直してみたい。同時にこれまで東京四極会を支えてくださったシニア層の皆さんにも諸活動に従前通り東京四極会の活動へのご参加をお願いする。もう一つの仕事は、きちんと東京四極会の基盤を作り上げて次世代の執行部に引き継ぐことだ。役員構成では前年度は平均年齢66歳、現役比率54%、新年度ではそれぞれ62歳、75%となる。全世代に支持される同窓会活動という理想に近づけていく上で、もう一段若い執行体制につなぐ意義は大きい。コアメンバーが現役社会人ということから活動の持ち方などに変更が起きることもあろうが、引き続き皆様のご理解とご支援をお願いする」

以上で総会議案をすべて終了し、来賓挨拶に移った。
まず、大分からの来賓、石川四極会会長より、4年後の2022年に経済学部創立100周年を祝賀する重要な意味合い、対応の考え方と東京四極会への支持の要請があった。

《 石川四極会会長 》

石川四極会会長

「新体制が成立されたことにお慶び申し上げる。姫野・前理事長には長い間お世話になった。最近も100周年記念事業の準備への道筋をつけていただいた。厚くお礼を申し上げる。東京四極会の新体制では女性幹部が誕生したが大いにご活躍をいただきたい。本部でも女性部会を立ち上げたところだ。2022年に100周年を迎える意義は、次の100周年をにらんで様々な手を打つことだと思う。記念式典は一過性のものではなく、次の世代に何を遺産として残すかを大事に考えていく。足元の活動にも大きな変革を考えているが、一つの例が会員の把握や広報のあり方についてである。これまで多額の経費を使って5年に一度の名簿の発行と維持を行ってきたが、今後は名簿の発行をやめてパソコンを使った即時対応で管理する。四極会報も電子版での発行に動いていく。このように名簿管理と広報をコンピュータ化することで、会員の皆さんがどこに移動してもアクセスできるようになる。今後とも四極会活動にご支援をよろしくお願いする」

 
続けて、同じく来賓の大崎経済学部長から石川会長の話を受けて、100周年記念行事に対する学部の一体となった体制や四極会本部に設置された女性部会でかつて東京四極会の会員であった渡邊博子教授の活躍について話題の提供があった。

《 大崎経済学部長 》

大崎経済学部長

「先ほど石川会長から四極会本部に女性部会を置いたという話があったが、この中心になって活躍しているのがかつての東京四極会の会員で、社会イノベーション学科にお迎えした渡邊博子先生だ。学部は四極会と一体となって母校の100周年を祝っていきたいので東京四極会の皆さんのご支援を是非とも賜りたい」

また、懇談中には野々下100周年記念事業実行委員長からは100周年記念事業について、四極会活動の組織改革とともに行っている記念事業に向けた準備経過や事業遂行のための基金の目標額が1億円であることなどの披瀝があった。

《 野々下百周年記念行事実行委員長 》

野々下百周年記念行事実行委員長

「石川会長は100周年記念事業を絶対に成功させる、そのために会長を引き受けたといつも言われている。そのためにすぐに取り組んだのが四極会の組織・活動改革だ。本日、東京四極会の予算決算でも会費の減少が大きな課題になっているが、四極会全体でも同様で、毎年の運営資金が400万円ほど不足する傾向が続き、80周年、90周年で集めた資金でつないでいる現状では、100周年は祝賀もできないと石川会長は当初考えたと思う。したがって、去年の評議委員会で、本部支部のあり方を検討する委員会と100周年の準備委員会を同時に立ち上げることを承認いただき今日に至っている。本日の東京四極会総会で女性役員を入れた新体制の考え方を聞いて、これまでの四極会全体の動きが反映されていると感銘を受けた。本部でも女性対応の改革を始めている。現在、四極会会員数は12000名でそのうち3800名が、また、毎年の卒業生300名のうち4割の120名が女性会員という現状だ。この状況への対応として女性部会がスタートしている。100周年記念事業実行委員会は募金委員会、事業委員会、広報委員会、式典委員会4つの組織で構成されており、これらを大学と四極会の共同で運営を行っている。それぞれの委員会の計画は今年7月7日の全国の評議会で正式決定して動いていくことになる。諸活動を下支えしていただける全国支部長会議の議長は東京四極会の理事長が担当することになっており、奥川新理事長の積極的なご支援を期待している。早速6月5日の支部長会議でこれをお願いすることになっている。最後に募金のことをお話ししたい。募金目標総額は1億3千万円。会員全員で12000名、一人当たり1万円、1億円は必達するということは決定事項になっている。中核としての東京四極会のご支援をお願いしたい」

乾杯の音頭は高橋副理事長(第44回)が担当し懇談会に移行した。

高橋副理事長

しばし懇談のあと、恒例の校歌、逍遙歌を全員で斉唱、西依事務局次長(第46回)の中締め挨拶で懇談会を終了した。

西依事務局次長

ご来賓

石川四極会会長(第40回)、四極会野々下理事(第39回、百周年記念事業実行委員長)、下田副学長、大崎経済学部長、国士舘大学田中教授、柴原佳史・衛藤参議院議員秘書

参加会員(敬称略)

大神直人(第26回)、後藤浩(第33回)、用正靖彦(第36回)、一万田道敏(第38回)、小迫邦彦(第39回)、佐藤泰久(同)、大山博康(第40回)、友永英一(同)、武藤孝雄(同)、葛城征志(第41回)、松浦靖弘(同)、栗林保幸(第44回)、高橋信行(同)、田川俊夫(同)、竹上英文(同)、溝辺憲治(同)、佐藤勝峰(第45回)、西依章郎(第46回)、遠藤孝行(第47回)、松浦隆志(同)、田中典明(第48回)、山下政晴(同)、下村晃(第49回)、中邑敬一(同)、伊賀勝秀(第50回)、奥川隆生(同)、鶴田幾雄(同)、石川公博(第53回)、後藤昌幸(同)、米井晃彦(第54回)、大坪孝幸(第55回)、西坂憲郁(第56回)、金馬弘明(第57回)、田尻清司(第59回)、小林伸彦(第60回)、内田孝一(第61回)、小幡靖憲(第62回)、千葉史(第68回・平成5年)、衛藤寛(第69回・平成6年)、坂本浩一(教育学部・平成7年)、菊川敬規(第75回・平成12年)、横山祐真(第86回、平成23年)、宮本晃成(第92回・平成29年)

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